第1回ニッポン建設映像祭(UCFA)

 アンダーコンストラクション・フィルム・アーカイブ(UCFA)が主催する、第1回ニッポン建設映像祭に参加してきました。

 UCFAについては、そのHPで、以下のように紹介されています。

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日本の建設開発史研究を目的とする非営利の任意組織。建築関係の研究者、設計者並びに編集者ら5人のコアメンバーで運営。

日本の近代都市の建設過程を克明に捉えた工事映像記録は、迫力ある映像で現場のダイナミズムを伝えるとともに、都市の成り立ちと歴史について考えさせてくれます。私たちは記録映像の体系的な収集および保存、展示、研究によって、近代都市の形成過程を浮き彫りにしていきます。
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 内容としては3つのパートに分かれていて、各2本計6本の記録映像が上映されました。

  • セッション1【大阪をつくる】
    • 大阪瓦斯ビルディング 建設の記録」(1933年、40分、1993年再編集)
    • 「新しいまち船場 船場センタービル」(1970年、20分)
  • セッション2【未来をつくる】
    • 千里山団地建設記録」(1956年、30分)
    • 大林組と万国博」(1970年、28分)
  • セッション3【東京をつくる】16:00〜17:00
    • 「東京タワー建設記録」(1959年、35分)
    • 「東京カテドラル」(1965年、25分)

 私は建築・土木に関してはまったく素人なのですが、それでも大きなインパクトを受けました。このような映像を発掘し保存し公開することの重要性も分かったような気がします。

 建築の素人がなぜこの上映会に参加したというと、「ものを作る」それも「多くの人が協力して一つのものを作る」ということにとても興味があるからです。そういう意味では期待通りでしたし、内容的には期待以上でした。特に、巨大で無機的に思える建築物も、結局のところは「人が作ってる」ということが強く実感できました。

 第二回、三回は、東京・仙台と決まっているそうですが、また別の内容で次回大阪で開催されるのが楽しみです。