きょうの日は、さようなら(石田香織/河出書房新社)

きょうの日は、さようなら

きょうの日は、さようなら

 父の再婚で血のつながらない兄妹となったキョウスケとキョウコ。一人で暮らすキョウコのところに十数年振りにキョウスケが転がり込むが、どうもまともな生活はしていないよう。
 舞台は神戸だが、おしゃれな街ではなく、関西らしい下町。デビュー作というが、どこか手馴れた感じ。