スリップの技法(久禮亮太/苦楽堂)

スリップの技法

スリップの技法

 本屋さんで本に挟んである「スリップ」の活用法を描いた技法書であり、本を売ることをテーマとした哲学書でもある。付けたまま販売する本屋もあるなど、もはや不要かと思い込んでいたスリップだが、その読み解き方の例を具体的に示され考えを改める。
 データは便利で有用だが万能ではなく、形あるものに付随した情報の価値を思い知る。