リーチ先生(原田マハ/集英社)

リーチ先生

リーチ先生

 バーナード・リーチに師事した亀乃介の半生を描く。民藝については聞いたことはあったが、柳宗悦濱田庄司河井寛次郎というそうそうたる顔ぶれが揃い、こんな時代だったのかと初めて知る。みな活き活きと歴史の中に登場してくる。著者の芸術や芸術家への暖かくも厳しい視線を感じる。