我ら荒野の七重奏(加納朋子/集英社)

 共稼ぎの陽子の息子 陽介は中学校で吹奏楽部に入る。部活を支えるために親たちのすることは実に多く、また陽子にとっては理不尽と思うことも多々あり、他の保護者達と衝突が絶えない。前作から継続して登場するママ友たちとともに立ち上がり突き進む。中学生の部活をテーマにした、親たちの活劇。読んでる分には楽しい。