猫には推理がよく似合う(深木章子/角川書店)

猫には推理がよく似合う

猫には推理がよく似合う

 勤務先の弁護士事務所の飼い猫の「ひょう太」と会話することができる花織、持ち込まれる相談を盗み聞きしては、勝手に事件を妄想し猫と推理合戦を行う。他愛もないやり取りを重ねるうちに、本当の事件が起きてしまう。
 猫好き小説であり、ちょっとずるい気もするが本格物。