ジュンのための6つの小曲(古谷田奈月/新潮社)

ジュンのための6つの小曲

ジュンのための6つの小曲

 クラスメイトからはアホジュンと呼ばれ友達もいない中学生のジュン。彼にとっては、小鳥も風も落ち葉もすべて音楽だった。ある日ギターを弾いてる同級生のトクと出会い、思いのままに歌うジュンは自分が楽器であることに気づく。
 中学生という微妙な年頃の心情が描かれていて楽しい。