本屋さんのダイアナ(柚木麻子/新潮社)

本屋さんのダイアナ

本屋さんのダイアナ

 シングルマザーキャバ嬢の娘の大穴(ダイアナ)、髪は金髪に染め学校でも浮いている。一方、何不自由ないお嬢様育ちの彩子、境遇も性格も見た目もまったく違う2人が「腹心の友」となる。時流に乗って現代版「赤毛のアン」とは、柚木麻子には脱帽。
 お話としては、著者一流のいけずさ満開で、なんとも楽しい。