ミッドナイト・バス(伊吹有喜/文藝春秋)

ミッドナイト・バス

ミッドナイト・バス

 地元に戻り深夜バスの運転手をする父。東京からのバスには十数年以上前に別れた元妻が乗ってきた。東京での仕事に疲れ仕事を辞めて実家に帰ってきた長男、結婚が決まってるにも関わらず元からの夢が捨てられない長女、東京で定食屋を営む父の恋人。いくつかの物語が順に語られるが、少しづつ関わりを持ち繋がっていく。家族が家族になるための物語。