鏡の花(道尾秀介/集英社)

鏡の花 (集英社文芸単行本)

鏡の花 (集英社文芸単行本)

 6作の短編に3組の家族が登場する。家族の誰が死んでるかという設定を変えた短編集。どの家族も今を生きてるが、過去の過ちを悔い「もしあの時」の想いが頭から離れない。各短編はそれぞれ独立して読み応えがあるが、最初に少し戸惑うのと、全体を通じてどうなのかというところは少し疑問。