鳥と雲と薬草袋(梨木香歩/新潮社)

鳥と雲と薬草袋

鳥と雲と薬草袋

 地名にまつわる、由来、来歴などを見開き2ページで綴った随筆。これらの短い文書を著者は「葉篇」と呼ぶ。西日本を中心とした49の、どちらかというとあまり有名ではない土地を取り上げている。タイトルの「鳥」「雲」というのは、距離を超えて旅をすることを表してる。
 すぐに読めてしまう薄い本だけど、一気に読むのはもったいない。