シフォン・リボン・シフォン(近藤史恵/朝日新聞出版)

シフォン・リボン・シフォン

シフォン・リボン・シフォン

 地方都市の寂れた商店街に、都会から来た下着専門店がオープンする。店主は母親の介護のため都会で成功したお店を人に任せ、ふるさとに帰ってきた。連作短編で、お客さんとの下着にまつわるお話が描かれていく。
 女性の下着にかける思いは、男の私には正直分からないところもあるが、下着の中に人生が描かれているのがすごい。