2012-05-10 デッドボール(木内一裕/講談社) 読んだ本 デッドボール作者: 木内一裕出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/11/23メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見る 振られた彼女に借金だけは返したいと思う無職の主人公。そんな時に、少し危ない筋から仕事を紹介され、誘拐事件の共犯となる。計画では絶対確実で失敗することもなければ人が死ぬことも無いはずだったのに、身代金は奪えず、なぜか運び役の弁護士が死体で見つかる。 素直に面白い。最初から最後までだれることなくお話が二転三転しながら前に進むドライブ感はすごく、登場人物の性格設定も文章もうまいと思う。 これだけうまいのなら、読後にもう少し余韻を持たせる事もできるのではと、妙な期待もしてしまう。