胸いっぱいの愛を(広谷鏡子/徳間書店)

胸いっぱいの愛を

胸いっぱいの愛を

 四国の丸亀のロック好きな女子高生が、ふとしたはずみで野球部のマネージャとなり、皆と共に甲子園を目指す。その一方、大好きなジミー・ペイジ似の同級生がギターを担当するバンドにもかかわり、野球とロックにもえる。
 舞台は70年代で、地方の高校生の、本人にしてみればまじめで一生懸命に日々を過ごすところが良く描かれている。妙に懐かしくやさしい青春物語。