眼鏡屋は消えた(山田彩人/東京創元社)

眼鏡屋は消えた

眼鏡屋は消えた

 何者かに頭部を殴打され直近8年分の記憶が飛び、意識としては高校生に戻った母校に勤める高校教師。なぜ襲われたのか調べるうちに高校時代に友人が自殺したことに疑問を持ち始める。
 新人作家の応募作とは思えないしっかりしたミステリー。トリック自体は驚きはしないが、そこにたどり着く過程が楽しめる。