ノーマジーン(初野晴/ポプラ社)

ノーマジーン

ノーマジーン

 車椅子生活の一人暮らしの女性職人のもとに、介護ロボットを頼んだはずなのに、なぜか言葉を話す猿が現れる。その昔、特殊なペットとして作り出されその後絶滅したはずの猿がなぜいるのか。世紀末感漂う近未来が舞台だが、貧しさに立ち向かう苦労や工夫は現在と共通。
 異質なものと交流することにより見えてくることは多い。