シューマンの指(奥泉光/講談社)

シューマンの指 (100周年書き下ろし)

シューマンの指 (100周年書き下ろし)

 ラスト近くになってようやくミステリだったんだと気づく。音楽をテーマにした青春小説と思って読んでました。シューマンを題材としたピアニストにまつわるお話で、音楽的なことは出てくるものの、知識は無くても関係なく楽しめます。

 終盤のどんでん返しは見事ですが、ミステリとしては少しどうかと思います。