住まいの大阪学(2)「住まい、大阪万博の前と後」

 万博シリーズの第二回「住まい、大阪万博の前と後」を聞きに行ってきました。講師の方は、元大阪ガス勤務で、万博当時ガスパビリオンにも関係した人で、今は関学客員教授をされている山藤 泰(さんとう やすし)さんです。

 万博当時の裏話から始まり、生活の状態を表す様々な統計数値を示しながら、1970年が大きな変革点になっていることを分かりやすく説明いただきました。私も当時のことは覚えているはずですが、今では当然の事柄が、実は70年前後からだったことのに気づかされました。

 一番気になったのは、70年を境に関西圏の経済成長率が日本全体の経済成長率をずっと下回っていることです。かつては関西に活気があり、そのため大阪で万博ができたはずがそれ以降は凋落の一途であることがグラフで示されています。がんばらな!

 ちなみに次回は、住まいの大阪学(3)「松下館とタイム・カプセル」(1/16)です。