写真展を観て感じたこと

 先日、オオサカスナップという写真の展覧会を観てきました。21名が出展し、来場者の投票により順位がつけられ、一位の方にはこのギャラリーで個展を開く権利が得られるというもの。2人の知人が参加していることもあり、行くことにしました。

 大阪をテーマにした写真といっても多様で、異種格闘技的な楽しさがありました。知人たちの顔を思い浮かべながらも、どれに投票しようかとできるだけ客観的に写真を見ていると、改めて自分自身の写真に関する好みや思いに気付くことができました。

 ぱっと見て「好き!」と思うのは、自分が好んで撮りそうな題材やアングルのものです。自分のセンスや技術のレベルはともかく、親近感が沸くのかもしれません。投票するにはどれかひとつに決めなくてはいけないのですが、一番を決めようとすると、まったく別の傾向の写真がいくつか気になります。自分では普段撮らない、というか撮ることができないタイプの写真に心惹かれて投票したくなります。

 実際に写真を撮るときにはあまり難しいことを考えていても撮れないし楽しくないのですが、たまには少し引いて客観的に考えることも大事と強く感じた展覧会でした。