珈琲が呼ぶ(片岡義男/光文社)

珈琲が呼ぶ

珈琲が呼ぶ

 その昔読んだ片岡義男の小説には、いつも喫茶店が登場し、そこでお話が進む感じがした。そんな著者の書く珈琲にまつわるエッセイ集。珈琲そのものというより、場所である喫茶店や、飲むシチュエーションなど、「珈琲のある風景」を描いてる感じ。
 著者の小説をよく読んだのは30年以上前だけど、いまだに書き続けてるのがすごい。