キリの理容室(上野歩/講談社)

キリの理容室

キリの理容室

 自分を捨て家を出た母と同じ理容師となったキリ、母も修業した理容室で働き始めるが、担当したお客さんの反応はどこか微妙。何が悪いのか、他店も周り修業は続く。
 美容師ではなくあえて理容師、床屋さんを舞台に描くのがどこか新鮮。登場人物は少なめだけど、みな魅力的で勝手に脳内イメージが膨らむ。