ありえないほどうるさいオルゴール店(瀧羽麻子/幻冬舎

 運河のある北の町の小さなオルゴール屋さんでは、お客さんの心の中に流れる音楽をオルゴールにしてくれるという。 言葉にはできなかったことが、流れる音楽を聴くことにより、気持ちがつながり、また前に踏み出せる。
 出だしの、耳の聞こえない男の子のお話で、初回ノックアウト喰らった。