東京の夫婦(松尾スズキ/マガジンハウス)

東京の夫婦

東京の夫婦

 20歳年下のM子さんと再婚した著者が、その日々を描くエッセイ。実は著者のことはあまりよく知らず、芥川賞候補作家ということも読み終えてから知った。内容が面白いだけでなく、文章もうまいなと感心してしまった。
 タイトルに夫婦とあるが、著者がこれまで歩んできた人生全般について語っていて、同意できるものもできないものも含めて、なるほどと思える内容。