たゆたえども沈まず(原田マハ/幻冬社)

たゆたえども沈まず

たゆたえども沈まず

 ゴッホを支え続けた弟のテオと、パリで浮世絵を売りさばく日本人画商2人の交流を通じて、ゴッホの不遇だった画家としての人生を描く。ゴッホが浮世絵から影響を受けていたのは有名だが、その関りを描く。
 明治の初めに、パリで活躍する日本人の意気込みが感じられ、ゴッホ兄弟の関係と絡み合い面白くて引き込まれる。