"蒙古の怪人" キラー・カーン自伝(キラー・カーン/辰巳出版)

"蒙古の怪人" キラー・カーン自伝 (G SPIRITS BOOK)

 その昔、坂口のタッチを拒み革命軍へと裏切ったキラー・カーンは衝撃的だった。毎週プロレス中継を心待ちにしていた時のことだ。その後、プロレスに興味を無くしてしまったが、その後のこともそれまでのことも、キラー・カーンのことも、何も知らなかったことがよくわかる。とても率直に淡々と事実を書いていて著者の真面目な人柄が読める。たとえそれがつくられたキャラクターだとしても、それもプロレス。