本を守ろうとする猫の話(夏川草介/小学館)

本を守ろうとする猫の話

本を守ろうとする猫の話

 書店を営む祖父が他界し、一人になった高校生の林太郎。学校にも行かず本を読んでると、人間の言葉を話す猫が現れ、本を救うために力を貸してくれと言う。猫に連れられ、本に不当な扱いをする大人と対決する冒険を繰り返す。
 とても軽くあっさり読めるが、扱ってるテーマは現在の出版界の状況を批判しているよう。