東京會舘とわたし(上・下)(辻村深月/毎日新聞出版)

東京會舘とわたし(上)旧館

東京會舘とわたし(上)旧館

東京會舘とわたし(下)新館

東京會舘とわたし(下)新館

 大正から平成にかけて、社交場としてそのステータスを誇った東京會舘。その誕生から現在までの歴史を、関わった方のエピソードで順につづる。どこまで真実で、どこから創作かわからないが、まるで「東京會舘という私」が語っているよう。恥ずかしながら、下巻はずっと泣きっぱなしだった。
 それにしても表紙の書名デザインはなんとかならんものか。