たまちゃんのおつかい便(森沢明夫/実業之日本社)

たまちゃんのおつかい便

たまちゃんのおつかい便

 過疎の進む実家で「おつかい便」という移動販売を始める たまちゃん。一人暮らしの祖母を見て買物弱者の存在を知り、なんとかしたいとの思いから。自動車整備士、都会の生活に疲れた引きこもり女子など、地元の同級生たちに支えられながら開業にこぎつける。
 いつもながら、本当に悪い人は登場しないのにお話は立体的で奥行きを感じる。出てくる食べ物がどれもこれもおいしそうなのもお気に入り。