琥珀のまたたき(小川洋子/講談社)

琥珀のまたたき

琥珀のまたたき

 オパール琥珀、瑪瑙と、独自の名前を付けられ外の世界から閉ざされて生活してきた3人の子供。その過去を振り返る話と、施設で暮す子供の中の一人と思われるアンバー氏の現在の生活とが交互に語られる。
 なんとも不思議な時間がゆっくりと語られるが、後半一気にテンポが変わる。独特の雰囲気を味あう。