ママがやった(井上荒野/文藝春秋)

ママがやった

ママがやった

 79歳の小料理屋の女主人が年下の夫を殺してしまい。集められた子供たちは戸惑うが、そのまま時代が遡っていくつかの短編で、ここに至った経過(理由?)が徐々に明らかになっていく。
 全編通じて物事の善悪がつかめなくなるような不思議な時間が流れる。