郊外へ(堀江敏幸/白水社)

郊外へ (白水Uブックス―エッセイの小径)

郊外へ (白水Uブックス―エッセイの小径)

 パリ郊外に出かけるたびに新たな発見がある。紀行エッセイのような連作短編。ドアノーの写真集にも言及あるが、勝手にイメージを重ねてしまう。
 郊外という場所の持つ少し重たい特殊な雰囲気がなんか感じられる。鉄道ではなくバスで行くの趣がある。