校閲ガール ア・ラ・モード(宮木あや子/角川書店)

 校閲ガール悦子の周辺の人々に順にスポットを当てて描かれる連作短編。悦子の同期女子の話で始まるが、なぜか最後はおじさん三連発で締めくくられる。
 出版の裏舞台が本当にこんなのかどうかは分からないが、軽く楽しめる職場物。