14歳の水平線(椰月美智子/双葉社)

14歳の水平線

14歳の水平線

 子供向けの作家でありながら中2の息子の気持ちが分からなくなってきた父。夏休みに実家に帰り、息子をキャンプに参加させる。30年前の父の中学生時代の話と現在の息子の話が交互に語られ、多感な子供の気持ちを描くとともに、親の気持ちも浮かび上がらせる。
 歳のせいか、この手の話には本当に弱い。