十号室(加藤元/光文社)

十号室

十号室

 死んだ伯母が一人暮らしをしてた4階建て8部屋のアパート。相続した姪が移り住んでくる。各部屋の住人に順にスポットを当てながら連作短編として描かれる。お話がどこにつながるのかまったくわからない中、徐々に過去の出来事が明らかになっていくのにぞくぞくする。面白い。