それを愛とは呼ばず(桜木紫乃/幻冬舎)

それを愛とは呼ばず

それを愛とは呼ばず

 10歳年上で勤務先の社長の妻が交通事故で意識不明になる。後ろ盾をなくし新潟を追われた亮介は職を変える。タレント目指して北海道から上京して10年になる沙希は仕事がなくなり事務所を解雇され、バイトであったキャバレー勤めが本業となる。そんな2人が東京で出会う。
 なんとも不思議な雰囲気は味わえるのだけど、沙希の行動は理解できない。