おまめごとの島(中澤日菜子/講談社)

おまめごとの島

おまめごとの島

 超イケメンなのに内向的な性格で、事情により東京から友人を頼って小豆島に来た秋彦。勤務先のホテルで出会った年上の女性はお隣さんで、やはり東京から来たという。島から出たくてもどこにも行けない人間から見ると、東京から逃げてきた人間はおままごとをしてるようだという。いろいろ考えてしまう点が多いが、お話としてコミカルに描かれていて、読後感もあたたかい。