つちくれさん(仁木英之/朝日新聞出版)

つちくれさん

つちくれさん

 遺跡発掘調査で棺の中から現代の死体が発見される。そんな事件発生直後に定年となった刑事。土を見ればすべてが分かるという老いた考古学者と出会い、ともに事件の真相を探ろうとする。
 登場人物のキャラクタ設定がいいのか、脳内で活き活きと動き回る。殺人事件でありながら読んでて妙にわくわくしてしまうが仕方ない。