キャロリング(有川浩/幻冬舎)

キャロリング

キャロリング

 業績不振でクリスマスの日に会社を清算することになった子供服メーカー。社員5人の小さな会社でのカウントダウンを描く。
 元々が舞台用の原作ということもあるのか、これまでの作品とは少し雰囲気が違う。たまに気になる息苦しさはないが、逆に少しあっさりしている気もする。登場人物のやり取りや心情変化を楽しめる。