さみしくなったら名前を呼んで(山内マリコ/幻冬舎)

さみしくなったら名前を呼んで

さみしくなったら名前を呼んで

 短めの短編小説が11編。どれも女性が主人公で、その人生の一瞬を切り取って描いてる。みな孤独を抱え、何から違和感を感じている。でも、みんな一生懸命なところが、他人事としてはおかしくもありいとしくもある。中途半端なところでお話が終わるのが、逆にいい感じになっている。