ぱりぱり(瀧羽麻子/実業之日本社)

ぱりぱり

ぱりぱり

 高校在学中に詩人としてデビューしたすみれ。その豊かな感性とは裏腹に日常生活は幼く家族を心配させる。そんなすみれの家族や隣人、高校教師など、関わりを持ってしまった人たちの目線で順に描かれる連作短編。
 なんともいえずほのかな暖かさを感じる青春小説。