雪の香り(塩田武士/文藝春秋)

雪の香り

雪の香り

 20年前、学生時代に突然現れそして消えていった最愛の女性がいた。その彼女がまた突然戻ってきた。新聞記者とななった主人公は担当刑事からとある事件のメモを見せられたとき、そこに彼女の名前を見つけ驚く。彼女はいったい何者なのか、事件にはどう関わっているのか。
 京都を舞台にした純愛ミステリーだが、京都の描き方が観光ガイドっぽいのが少し残念。