我慢ならない女(桂望実/光文社)

我慢ならない女

我慢ならない女

 小説を描くことがすべてであり全身全霊を傾けてしまう、あまりにマイペースで変人な女流作家。編集者との会話も成り立たず、ここしばらくはまったく売れない状態となっている。それを見かねてマネジャ代わりをする姪。不器用だろうが何だろうが、自らの思いのままに生きられるのならそれは幸せ。