雨の降る日は学校に行かない(相沢沙呼/集英社)

雨の降る日は学校に行かない

雨の降る日は学校に行かない

 中学生という人生の中でもっとも多感な年頃。生きてくのに少し不器用な6人の揺れ動く思いを、順に繋ぐ。保険室登校する少女たち、毎日死にたいと架空の遺書をノートに書く子。ほんの少し他の子達と同じようにできないだけで、こんなにも悩んでしまうのか。
 振り返れば笑えることも、そのときは真剣だったことを思い出す。