ヒカルの卵(森沢明夫/徳間書店)

ヒカルの卵

ヒカルの卵

 観光客も来ない山間の村で、養鶏農家の二郎が「たまごかけご飯専門店」を開くと言い出す。周囲は反対するが、本人はまったく動ぜず借金までして突っ走る。美味しい卵の魅力を多くの人に知って欲しいという一途な気持ちと、それを支える周囲の人たちの暖かさ。
 いつも通り、いい人ばかりなのに個性派ぞろいで、楽しいお話。