よだかの片想い(島本理生/集英社)

よだかの片想い

よだかの片想い

 顔に大きなあざがあり、それをコンプレックスに感じ研究一筋に生きる女子大生。取材を通じ、映画監督と出会い、想いを寄せる。諦めかけてた恋愛に踏み出すのか、自分自身と向き合う主人公。
 この人の作品は、いつもどうしてここまで切ないのか。ラブストーリーであり、一人の女性の心の成長の記録でもある。