はじめてだらけの夏休み(唯野未歩子/祥伝社)

はじめてだらけの夏休み

はじめてだらけの夏休み

 終業式の日に家に帰ると、実家に帰るとの母の書置きが。仕事を理由にずっと家を空けたままだった父が休みを取ったと家に帰ってくる。それまでほとんど接点の無かった父と息子が二人で夏休みを過ごすことになる。手探りで新しいルールを決めつつ暮らすに、新しい親子関係ができていく。
 子供は生きてきた年数は少ないものの、すでに一人の立派な人間なんだと改めて気づかされる。