奇面館の殺人(綾辻行人/講談社)

奇面館の殺人 (講談社ノベルス)

奇面館の殺人 (講談社ノベルス)

 著者デビュー作以来続いている「館」シリーズの最新作。館の主人と誕生日がほぼ同じ男性が招かれる。なぜか全員仮面をつけることが強要される。その夜に事件が起こるが、大雪のため全員が館に閉じ込められてしまう。
 実はこのシリーズここしばらくは少し不満な作品が続いていました。奇妙な雰囲気作りはいいのだけれど、肝心のミステリーとしての面白さが感じられなかったのです、でも、この作品は大丈夫、久しぶりに「やられた!」という感じです。