幻想電氣館(堀川アサコ/講談社)

幻想電氣館

幻想電氣館

 不登校の女子高生が駅裏の映画館に迷い込み、そこでバイトを始めることになる。前作同様、彼女は幽霊の見える体質であり、映画館はあの世とこの世の接点になっている。前作「幻想郵便局」と同じ設定だが、前作の方が、全編通じて奇妙な雰囲気が漂いいい感じになっていた。今回はお話に動きがある分、少しばたつく感じ。