海に降る(朱野帰子/幻冬舎)

海に降る

海に降る

 女性初の有人潜水調査船パイロットを目指す主人公。父の設計した潜水調査船で訓練する際に閉所恐怖症になってしまう。そんな時に学者を父に持つ青年が広報として中間採用される。彼もまた父の想いを受けて有人潜水調査船に乗りたいと考えていた。
 潜水調査船や深海およびそこの生き物に関する描写がリアルで、海洋小説としても楽しめると思う。