愛とカルシウム(木村航/双葉社)

愛とカルシウム

愛とカルシウム

 体が石化していく難病のため施設で車椅子生活をする主人公。ふとしたきっかけで、巣から落ちた雀を育てようとする。施設には、様々な病気・症状の人がいて、そうなった時期によっても受け止め方は違う。
 施設の中という限られた世界の中の患者たちの複雑な気持ちと、経済原理に基づく世間一般の対比も描かれている。